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勢いは凄かった

2018.08.12.Sun.22:47
先日終えた「ぬきたし」の感想を。

タイトルからしてアレですが、そこから連想される通り
ぶっ飛んだ設定にとことんフザケた下ネタの数々。
シーンタイトルには新旧の人気エロゲをパロったり、
随所によくぞここまで、というレベルで
やりたい放題にやってくれた作品でしたねwww

時折腹筋ブレーカーレベルのネタも仕込んであって
かなり笑わせてもらいました。

それでいて、主人公達は抜きゲーみたいにパコりまくりの島で、
いかにSEXせず無事に帰宅できるか、
っていうめちゃくちゃフザケた中での常識の置き方が上手かったですね。
一方的なドタバタにならず、適度に締めてバランスの良さを感じました。

各ルートのクライマックスも熱く盛り上げてきますし
各個別1つ1つも満足できる終わり方してたなと。

また特筆できるのは各ヒロインの描写。
主人公がいかにしてそのヒロインに惚れてしまうか、
という過程がやたら丁寧でしたね。

主人公が処女厨で頑なな性格してるという設定だけに
その丁寧な描写そのものにも説得力があって
ヒロインの良さがストレートに伝わって来ました。

また、妹ちゃん+敵側勢力3人もみんな良いキャラしてて
そこも上手いことストーリーに組み込んでいたと思います。

反面。
気になるところもいくつかありまして。

「これはバカゲー」という前提がある作品を逆手にとって
ホント、やりたい放題やってくれてますが
「や、さすがにソレはムリありすぎ」
っていう力づく過ぎる展開が結構あるところは
かなり雑っぽさを感じました。

そんなムリもギャグに変換して押し通す、
って力業ができているところは笑って許せるんですけどね。
ただ、全ルートでそればっかやってると
ちょっと笑い成分が足りないところは
余計に粗っぽさが目立っちゃう印象がありました。

また、帰宅にしてもバトルにしても、ワンパターンすぎるのも
「バカゲー」の設定に依存しすぎじゃ?と思えた点。

毎回、「1~3階の守りは厚いから4階から下ろう」とやってますが
4階から降りたら、全フロア突破しなくちゃいけないワケで。
しかも毎回ソレやってたら、某ルートであったように
いきなり4階に主力持ってこられて当たり前だろ、と。

日常バトルがワンパターンすぎてて
そこはあまり必然性を感じられなくて
正直無駄に冗長な印象が残りましたね。

とは言え。
冒頭からの勢いが一度止まっても
クライマックス以降でまた取り返す流れは
なかなか楽しめました。


絵の方では。
立ち絵は結構なレベルの高さを感じたのですが、
イベントCGになると数段落ちるものがいくつかあるなぁ、
という印象で。

特にエロシーンになると、表情や体型が
別人レベル1歩手前まで崩れてしまう絵がちょいちょいあったなぁと。

また、単純に立ち絵でもイベントCGでも差分が少なすぎましたね。
テキストでの表現と絵での表現が一致してない場面が結構あって、
もうちょいなんとかできるんじゃ?
と思う部分が何度もありました。

まぁ予算に直結する部分ではあるので、
新興ブランドさんに多くを望めないのは理解しますが
立ち絵はある程度仕方ないにしても、
エロシーンでの差分はテキストに追い付いてて欲しかったと思います。

音の方では、全然作風の違う3曲のヴォーカル曲が
いずれもその機能を存分に発揮してて非常に楽しめました。

また、中の人では、わたちゃん先輩の飴川さんと
生徒会長の花澤さんが相当なハマリ役に見えました。
前者なら「ロリじゃないですけど!」
後者なら「先輩」のセリフだけであれこれ伝わるモノがあって
場の空気まで変えられる威力があったなぁと。

そんなところで採点表↓
nukitashi.jpg

足りない1点は、ワンパターン&力づくすぎるバトル全般ですかねぇ。
ここでもうちょっと見所があれば、90点台まで行ったと思います。
あとは、散々思わせぶりに振ってたラストヒロインの瞳について
結局未回収なのも完成度を低く思わせてしまった点ですね。

FD製作決定が発表になってましたけど
まぁ、これは確実に買うと思います。
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