上手くはなってると思うのですが | IWGB
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上手くはなってると思うのですが

2018.09.10.Mon.01:33
数日前に終わらせていた「未来ラジオ」の感想を。

前作「ニューリン」で理系色強めなエロゲ
という作風を確立したラプラシアン。
その感想で言ったとおり、今回が大事になる、
という見方でプレイし始めました。

お話の本筋となる設定に関する
伏線の仕込み方やその機能のさせ方、
ってところは以前とわかりやすさは変わらないのですが
前よりあからさま感はなく、だいぶ熟れて来たなぁという印象。

わかりやすくても溜めて溜めてインパクトを引き出す辺りは
前作より進化してたなぁと。

その片鱗を見せた共通終盤の流れから各個別への分岐、
その中でも重要なキーとなる某ルートからラストルートへの展開も
ナットク感・収束感があってきっちりまとまってたと思います。

そしてラストルートのクライマックスで
以前より泣き要素もよりシリアスにしつつ
絶対あると匂わせてた恒例の「強くてコンテニュー」で
お約束をしっかり踏まえて終わったな、と。

この辺の一連の流れ、まとまり具合は凄くカッチリ決まってて、
ライターの緒乃さんのテクニックはかなりレベルアップしてるなぁ、と。

ただ。
過去作で一貫してた共通や日常シーンでのノリの良さが
今作ではかなり水雪頼りになってて、ノリが良いというより、
なんか薄いな、と感じる部分が多々ありまして。

キレイに作った分、過去作で感じた溢れんばかりの勢いは
だいぶおとなしくなってしまって、水雪1人に頑張ってもらったけど
その分だいぶ浮いちゃったなぁ、という感じというか。

また、前作ではクリア後のラヴィの隠しシーンがかなり秀逸だったので
今作も似たような仕込があるかなぁ、と期待したのですが
現状見つけられてません。

何度か流れた秋奈の2年後の未来ラジオなんかは
どっかでフォローしてる、という期待感があっただけに
そこはちと残念かなぁ、と。

あとは単純に疑問だったのは、空にとって最初の未来ラジオ。
あそこでニュースを伝えていた秋奈の口調が淡々としすぎてて
設定を後で知ってみると「あれ?」って違和感がありますね。
どこの未来を拾ったにしても、秋奈がラジオに参加してる以上
空と知り合いなのは確実ですし、知り合いがあそこでああなって
秋奈がああしてられるかな、と。

秋奈のラジオに関するその2点にフォローがあれば
だいぶ印象も変わってたと思います。
「ニューリン」は製作側自身がその世界観やキャラを大事にしてる
感じが凄く伝わってきたのですが、今作はそこまで踏み込まず、
あくまでキレイなカタチを意図したように見受けられました。

好み次第だと思いますけど、
ワタシ的には前作のほうが好みでしたね。


絵の方では。
前作から塗りが急激にリアル寄りになりましたけど
今作の霜降さんの絵は絵柄もだいぶそっち寄りになりましたねぇ。

過去2作知ってると、椿姫のキャラデザはだいぶ攻めたなぁとw
個人的にはかなり好みなヴィジュアルしてましたけど
「キミユメ」でこ~ちゃ氏とのコラボで違和感ない絵柄してただけに
緒乃さん以上に急激に上手くなられてる印象です。
前作で散々弄られてた童貞なのにエロさもかなり増してましたしw

で、エロさが増したのは塗りの進化もその一因かと思います。
前作で「Re:LieF」っぽい塗りが質感あっていい、
と評しましたが、今作ではその「Re:LieF」で原画されてた
雫将維さんがグラフィックに参加というもはや反則的な配置。

スタッフロールでソレ見た時に非常にナットクしましたが
あの塗りで下半身のデッサン力もある人が原画やると
相当なエロさが引き出されますね。

あと過去2作で一番評価してた音に関しては
今作はだいぶおとなしくなりましたね。
個人的にはエロシーンで掛かるBGMにだいぶ違和感があって
絵でアゲたテンションが音で若干下がる感じがして残念だったなと。

反面、普段は椿姫みたいなお姉さんをやることが多い神代さんが
ピュアなかぐやを演じられてかなりハマってたところは良かったと思います。

そんなところで採点表↓
mirairadio.gif
まとまり感があった分、爆発力はやっぱり落ちたかなぁと。

ただまぁこれは期待値が高すぎただけで
単体として見ればもっと評価できる作品だと思います。

前作は高次元で完成度と勢いのバランスが取れてたので
かなり期待しすぎちゃってましたね。
まぁ次作も無条件買いするクオリティではありました、と。
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