三代目にして遂にメインかw | IWGB

三代目にして遂にメインかw

2014.09.10.Wed.16:33
「サツコイ」クリアしました。

ハニカムの作品で瀬尾氏シナリオの作品は
「春ポコ」「あえて無視する~」に続く3作目なワケですが。

冒頭からいきなりビーンボールを放ってきたと思ったら。
プロローグのクライマックスはインコースギリギリをえぐる
切れ味抜群のエグいシュート。
その後に掛かるOPムービーの時点で「やられたー」って感じでしたねw

設定自体あれこれ無理があるようにも思える作品ですが
前2作でも見られたコメディのノリの良さと、
メリハリ利かせた組み立ての上手さですんなり受け入れられた感じ。

そこからの展開はどのルートに行っても基本は悲恋。
そもそも種が違ったり、過酷な運命は逝く方も残される方も同じで
当然食う方も食われる方も同じだったりで。
そんなやるせない、どうしようもない事態を通して
描きたかったモノは清々しいまでのドストレート。

コメディや笑いってところでは前2作より落ちますが
容量が不足しているように思えた「春ポコ」、
未来視設定の必要性をあまり感じられなかった「あえて無視する~」
の2作に比べると基本設定とテーマがしっかり機能していた印象。

またラスト縛りの悠ルートへのリンクも機能していたと思います。
親子の関係、残される側の痛みを描いた瑠璃ルート。
直ルートは直から美月へのセリフとラストのイズミへのセリフ。
それ単体でもお話として完結していましたが、
これらが悠ルートで活きてくるのが上手いところですね。

以下はネタバレを含む可能性があるので、また追記で続けます。
.

で、その悠ルート。
前2ルートでは伏せられていた終わりが訪れる直前のシーンを見せつけられると
瑠璃ルートも直ルートもかなり切ない終わりだったんだな、と気づかされ。
それでも相羽兄妹を通して語られる「生ききる」コト。
そして迫った死を目前にしてどう生きるかは自分が決めるコト、決めていいコト。
親に対しての複雑な感情。その親の事情。
前2ルートで触れられた投げ掛けをここで掘り下げているので
非常に印象に残りました。

図らずも直前にやった「できない私が、くり返す。」の
テーマと被る部分がありますが、
この短い尺の中で、前座2ルートと本命ルートのお互いが補完し合って
それを描ききっているのがこの作品の良さかな、と思いました。

また悠ルート冒頭近くにあった「残念な妹」の三代目襲名のネタも秀逸w
SDキャラとは言え、そこに「春ポコ」の藍と「あえて無視する~」のナナギーを
登場させた辺りも芸が細かいw

思えば藍は桐谷さんの芸風(?)が固定化されたキャラになってましたし
ナナギーも雪都さんを配したように、なかなか重要なキャラだったと思うんですが。
ALcot的にくすはらさんにも同様の期待をしているのかなぁ、と思わせるシーンでしたw
そして、その「残念な妹」枠がついにメインヒロインか、というのも感慨深いっすねwww

で、そのネタがあったから気づいたんですけど。

「パンツ姫」の動画のファンである「HARUKA」という女の子が
登場してましたけど、アレ、たぶん「春ポコ」の遙ですよね。
ナツミンの姉の春花じゃなくて、主人公:彼方の妹のほうの遙。
生き別れになった双子の妹、碌でもないと思っていた親、
など思えば悠との共通点は結構多かったw
彼女の親や兄に対する心情を思えば、
突如動画に登場した兄に思うところもあったハズ。
この辺りも作り込みの細かさと完成度の高さを感じたところですね。

ツッコミどころとしては、人外の存在を「人魚」とした意味が
どこにもなかったところ。
あと中身的には、イズナが一度イズミに逃げろと警告した意図が
描かれてないところくらいかな?

絵に関しては風見春樹氏単独原画でしたけど、
これまで同様、タコ焼き氏との複数原画のほうが正直嬉しかったですね。

悠や直のキャラデザは結構映えてましたけど
瑠璃や高階辺りになると描き分けに苦労されてる印象もありまして。
お互いの絵柄にないところを補完しあっていたタコ焼き氏とは
なかなか良いタッグだと思ってただけにちと残念でした。

と、ここまでgdgdのたまったところで恒例の採点表投下。
satsukoi.jpg

正直、前2作のほうがプレイしてて笑えますし、プレイ後の印象もカラッとしてますが。
完成度の高さは前2作に比べるとダントツな気がしましたね。
それでも満足度がここで落ち着いているのは
そもそも「純血種の人魚の捕食」設定にご都合さを感じたからかなぁと。
Comment

管理者にだけ表示を許可する