熱い、これは熱い、とにかく熱い | IWGB

熱い、これは熱い、とにかく熱い

2014.10.02.Thu.00:27
「はれたか」グランドエンディングまで終わりました。
(前回の感想記事はコチラ

やー、終わった瞬間、「ほーうっ」と一気に脱力。
ここまで熱いお話だったとは。
終わった後の余韻もかつてないくらい熱いっす。

キャラ設定とお話のあらすじだけ見たら
たぶんベタとかお約束通りってところなんですけどね。

でもそれまでの失敗の過程と、各ヒロインが背負っているモノ、
それに大人達の背中、生き様の描写がイキイキしてて説得力もあって
野暮なツッコミは入れずに素直に楽しめました。

ロケットという題材からあれこれイメージできるモノはあって
それを上手く取り込んでいたのは
空とグライダーを題材にしていた「ころげて」に近いモノはあるんですが。
「ころげて」より強いと思えたのが感情描写。

まず負けて悔しいという描写がすごく良かったですね。
合理的に考え想定通りの結果を出したハズなのに負けたワケで。
そこであれこれ自分に言い訳するのではなく
取り組み方、考え方、ソレ自体が甘かった、と心底思わせるところが凄いなと。

そこから自分達にとっては理不尽としか思えない事態に陥っても
諦めない、勝手に決めつけない、なんとかする
その思いがホント真っ直ぐで非常に読み心地が良かったです。

表現力や演出面を見れば、空を飛んでる感覚まで再現した
「ころげて」のソレには到底及ばないですが
キャラ達のポジティヴさとロケット掛ける真っ直ぐな思いに特化した描写は
「熱さ」があって相当に印象的なモノになっていました。

そしてそれを見守る大人の視点や、
ライバルの視点も絶妙に織り混ぜていて
お話にかなり深みを与えていたと思います。

また、ロケットに関する専門用語がかなり飛び交っていることや
失敗の描写がやたら多くなるのは必然だと思うんですけど
そこをストレスの掛からないように書いてるのも上手いなと。
パッと見、単純というかシンプルに見せているお話で、
だからこそ、ストレートに熱さが伝わってくる作品になっていると思うのですが
思ってた以上に細かいところにも配慮したテキストに思えました。

絵の面ではキャラデザに好き嫌い分かれそうな気はしましたけど
画力そのものはかなり安定されてる印象。
いくらキャラがかわいくても、画力が不安定だと
エロシーンでエロさを感じさせなかったりするもんですが
この作品はエロさをもそれなりに感じましたね。

音の方ではなんと言っても主題歌「ロケット☆ライド」が
ズバ抜けて良いっすね。
音・メロディそのものもノリが良くDucaさんの声にも合ってますけど
歌詞がさらに良いなぁと。
もともとキャラの苗字が実在の人工衛星の名前から取ってるワケですが
そういった人工衛星の名前をとことん盛り込み、
それを更に作品の内容にも合わせた詞にしてるのがスゲェなと。
あと完結編の内容をCGだけなく言葉でも
OPムービーに織り交ぜているのも反則的なテク。
や、あれこれ完成度はホント素晴らしいです。

それと特筆しておきたいのがシステムボイス。
有佐の声でガイドがあるわけですが、その一言一言がツボに来ますw
ロードなら「あんた、なんかミスしたでしょ?」とかw
またTIPSを見ると拗ねた感じで
「わからないなら私が教えてあげるのに」とか
ツンデレのキャラ付けとプレイヤー側の行動を見越した
セリフの数々が上手すぎですw

更に長くなりそうなので、さすがにここらでまとめて恒例の採点表投下。
haretaka.jpg
来ました今季最高点。

や、冷静に考えるというか重箱の隅をつつこうと思えば
いくらでも突っ込めるところはあると思うんですけど。
けどもここまで熱さを感じさせてくれたというか
感情を動かされた作品はホント、久々です。

やって「楽しかったー」って思えた作品でした。
8月の泣きゲ強化月間でもこれっぽちも泣けなかったワタシですが
この作品は正直涙目になった数知れず。明らかに落涙したシーンも3箇所はあり。

サブパラの合計点はそれほどでもないのに、
シナリオの高評価で一気にトップをさらったのは
これまでのトップ「ハロレ」と同じですね。
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