空と部活と青春と | IWGB

空と部活と青春と

2014.12.24.Wed.22:57
「蒼の彼方のフォーリズム」クリアしました。

空を舞台にした作品で、背景の画質の高さに
BGMも爽快感のあるキレイな音を揃えたら
そりゃ、雰囲気だけでもうやられますよねーw

そしてそこから繰り広げられる挫折中の主人公と
各ヒロインとの成長物語。
まぁもうこの時点で外すことは考えづらいな、
とはプレイ前から思ってました。

で、最後まで一気にプレイして途中の感想を入れてないため
続きが長くなること確実なので以下追記に記載します。
.

で、実際にプレイしてみたところ。

冒頭は明日香はともかくみさき(と真白)までFC部に入ったことに
イマイチ釈然としなかったのと
「フライングサーカス」という言葉自体に違和感がありまして。

ただそこはそことしてサクサクテンポ良く進められるお話でしたね。
爆笑モノのコメディとかはないんですが、
安定感のある日常描写にラッキースケベを適度に交えつつ
各ヒロインの抱えてそうなモノをあんまり暗くならずに織り交ぜる、
という展開は中だるみせずに機能していたと思います。

若干「共通が長すぎるかなぁ?」とは思いましたが
前述のとおり中だるみはしてませんでしたし
後の各個別への分岐がラクなのでストレスはなかったかなと。

で、個別ですが。個人的にプレイ前のパッと見で
明日香とみさきが2TOPで後の二人は前座かなぁ、
と失礼なことを思ってたので、真白→莉佳→明日香→みさきと
図らずもおっぱいの小さい順からプレイしていったら。

前座は前座でヒロインのかわいいところと成長ぶりを
キチンと描いてましたし、納得のいく締め方もしてましたね。

架空の設定架空のスポーツを題材にしながら
ここまでキチンと描けているのは、
主人公とヒロインそれぞれの弱さからの成長を
具体的かつ丁寧に言葉にしているから、だと思います。

ただ、莉佳ルートは数ヶ所他ルートとの整合性が取れてない気もしましたね。
例えば空中キスはどっちかのグラシュの機能を切ってないと設定上出来ないはずなのにナゼ?
とか、このルートだけ主人公が他のヒロインと付き合っても明日香がノーリアクションな意味は?
とか。冒頭でくどいレベルで設定のほころびそうなところを消していたのにここは随分隙が目立ったなと。
ここだけライターが違うのか?という疑問すら浮かびましたね。


とは言え、正直この2人の個別だけなら満足度は70前後くらいだったハズ。
そこから点数を伸ばして来たのはやはり2TOPの存在でしたね。

前2人でもテーマにしていた「楽しい」を突き詰めた明日香ルートは
冒頭で釈然としていなかった「サーカス」の言葉の意味を
これでもかと見せつけられた感じがしました。
ありきたりなポジティヴ描写は却ってご都合的に見えたり
プレイヤー側を萎えさせちゃうこともあると思うんですけど
ここまで桁外れだとホント清々しいな、と。

逆にネガティヴからスタートしたみさきルートは
ワタシ的に一番読み応えがありました。
挫折から逃げずに真剣に取り組むことは
青春モノでは王道っちゃ王道ですが、
そこまでの持って行き方がまず上手かったな、と。
なんというか、主人公とみさきの波長が合う感じが凄く出てましたね。
他ルートより2人が惹かれ合うのが必然的なオーラが凄まじかったですw

そしてそこから「負けないこと」「勝つこと」を突き詰めて
辿り着いた場所・境地はそれまでのどの結末より輝いて見えました。
それまでの個別でも、各ヒロインと主人公の成長は
具体的な言葉とエピソードで丁寧に描いてはいましたが
みさきルートでのソレは圧倒的に濃さが違った感じ。

苦しいところを楽しさで上書きした他3ルートと違って
みさきルートはその根本となるところから受け入れて
意味を変換していったところを爽やかに描ききってるのが上手いなぁと。
それがみさきというキャラにもハマってて
より彼女の魅力を引き出しているように思えました。
「にゃーーー」と努力する姿はホント魅力的でしたわ。

また「天才」とか「才能」をテーマにして
ソレを持つ者と持たざる者を描く作品は結構ありますけど、
この作品ではかなり具体的にそしてシビアにそこを書いていたと思います。
そして「それでも天才だと信じる」とした流れがワタシ的にかなりツボでした。

そしてソレが他人の意見を通して得た感情、と言う点も
ご都合っぽさをなくしてて凄く上手いな、と思ったところ。

凡人なりに、ではなく天才なんだ、と信じたことで広がった展開は
信頼感がホント半端なくて、主人公とみさきの関係が他の3人より
ずっと近く濃くなるのはこりゃ当たり前だなぁ、と思わされましたね。

正直このルートだけでシナリオ評価+2に
満足度+15は加点されてますw

後は明日香の幼少時のお話がまだ回収されてないところや
白瀬さんの過去、全キャラを通じても一番存在感のあった佐藤院の存在、
それに復活した主人公の描写など描ける余地がかなりあるところをどう捉えるか。
個人的には若干そこが不足気味に思えましたけど、
続編かFDが出そうな感じはありますね。


絵のほうは最初に述べたように背景の画質の高さがまず特筆できるところ。
「田舎の夏」に「空」ともはや黄金パターンの設定ですが
これはその雰囲気が出せる背景と音の質がなければ
そもそも黄金になり得ないワケで。
その点、この作品は優に合格点をクリアしてましたね。

キャラデザは昨今の萌え系な絵に比較すると
だいぶ落ち着いた印象を受ける絵柄でしたが
顔だけでなく体型もあまりデフォルメしてないところは
個人的には結構好みでした。
惜しむらくはもうちょっと脚の描き方が丁寧になれば
よりリアル系な良さが活きるのに、というところ。

あとは音ですが、各ヒロインのED曲は中の人が唄ってるんですよね。
わざわざElmentsGardenの面々勢揃いで各曲を書かれてて
思った以上にレベル高かったんですが・・・
OPの川田さんKOTOKOさんというI've所属のお二人に
ElmentsGardenの曲を唄って欲しかった気もしちゃいますね。
特に個人的に川田さんにそのイメージがないだけに。

とここまでgdgd言ったところで採点表投下。
fourrythm.jpg
みさきルートがなくてもそこそこ高め、みさきルートだけがズバ抜けていたので
90にはちょっと届かず、って感じですかね。

発売前からアニメ化が決まってましたけど、こちらも明日香メインになるんですかね?
ストーリーのクオリティといい、一人だけエロシーンが3回(他は2回)あったみさきは
個人的に裏メインというかラスボス的なイメージがあるので、
彼女メインならそっちも見てしまう可能性大なんですがw
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