倒れた企画とつないだ絆、って感じ? | IWGB

倒れた企画とつないだ絆、って感じ?

2014.12.30.Tue.21:35
「残念な俺達の青春事情」クリアしました。
(前回分の感想はコチラ

共通がアレなのは前回言った通りなんですが。
その理由をもうちょっと考えたら、(前回言った)主人公の物言い以上に
引っ掛かる点がありましたわ。

一言で言えば「残念詐欺」w

残念な人達が揃った面々、という設定でしたが。
的確なツッコミをタイミング良く入れる燐音は愛想が悪いだけで
コミュ障にはとても見えず。
アホの子という咲耶は成績が悪いだけで、
気配りはできるし人の機微もよく掴むしで
つまりとても空気の読めるコ。これでアホの子とかアホの子をナメすぎ。
ちまちの守銭奴は冒頭でそれっぽいセリフを交わすだけ。
棗のぐーたらも1ヶ月1度の大掃除も含め、
全然具体性を感じられない極端な描写ばかり。
道太郎は全然ヘタレじゃないし。

これで「残念」と言われてもねぇ、と。
ええまぁ前回言った通り、主人公は確かに「残念」でしたけどね。

今年のオレ的ワーストエロゲ暫定3位に位置する作品に
変態詐欺でドタバタを装った鬱ゲーがありましたが
正直共通はアレ以下の印象でしたw

ただ、やはり個別でひっくり返したのは前回分と同じ。
今回分の燐音・咲耶の各ルートでは
ヒロイン以外のキャラにも見せ場が多くあって
そこは前回以上に評価したいところ。

特に男性陣・女性陣のそれぞれの横のつながりの描写はベタながら
押さえるべきところはしっかり押さえてましたね。
仲良くやりながら、それでもそれぞれ思惑・感情を抱えてて。
そして誰かのソレがダメになった時、周りがフォローしてくれて。
だからこそより一層絆が強くなる、という描写は安定感抜群でした。

特に全体を振り返って見て「あ、よくよく考えると上手いな」と思ったのは
道太郎に早々から彼女ができてたこと。
女性陣のリーダー的存在の咲耶とさりげに連携して
咲耶同様に気配りをする道太郎はどう見たって主人公よりモテるタイプ。
そこに早々からメンバー以外の彼女をあてがったのは
お話に凄く説得力を持たせてたんだな、と後になって納得でした。

で、そこまで考えたらやっぱ思うワケですよ。

「残念」という設定はなんだったのかと。
こんだけ仲間内で支え合う描写ができてて、そこに説得力もあるのに
その流れの中に「残念」な設定をフォローしたところがいくつあった?と。
そこじゃないところ、恋愛相談のフォローのほうが断然多かったでしょうと。
その恋愛相談は「残念」なところから派生した悩みだったかと言えばそうでもない。

これなら「残念」なところを描いていた共通は
燐音のツッコミとキレ芸以外はほぼ丸々無駄だった気すらします。
ええ、ぶっちゃけ「残念」設定イラネ、とw

そもそも外していた基本設定をテキストの地力で盛り返したというか
記事タイトル通り企画そのものはもう倒れてたところを
みんなの絆で持たせてた、というか。
まぁストーリーだけの評価は正直判断に困る内容でしたね。

絵のほうは前回も言ったとおり、塗りが「はれたか」より大幅に良化してます。
ただ、SDのあの目が縦長のキャラデザは正直「ないわー」。
なんというか愛嬌・可愛げがどこにも無い。
SDってその部分を任されてると思うんですけど、ワタシにゃ
あの絵からその辺を感じ取れる感受性はありませんでした。

音関連はかなりハイレベルでしたね。
まぁSolfaが音を担当するとワタシの採点は高評価になりがちなんですが。

ヴォーカル曲ではロックなKOTOKOさんは安定感ありましたし
ポップなnaoさんはいつもより可愛らしさを強調してた感じ。
オーラスの茶太さんは久々にキレイなメロディで
その声質をフルに活かしたED曲が回ってきた印象でした。
BGM・前回も触れたキャスト陣も期待以上でしたし、
ここは「はれたか」以上の評価をしたいところ。

そんなワケで恒例の採点表投下↓
zannennano.jpg
「残念」設定がなくハナっからキャラゲー仕様だったら
余裕で80点越えしてた気がします。
ええ、そこが一番「残念」でしたね。

というか共通終了時点では「40点かな、こりゃ」と思ったところを
30点以上盛り返したのは素直にスゲェ、とも思いますけどw
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