説教臭さを逆手に取ったか | IWGB

説教臭さを逆手に取ったか

2014.04.20.Sun.23:29
「ハロー・レディ」クリアしました。

(今回プレイ分以前の感想はコチラ→

やー、凄かったなぁ。
久々にシナリオでのめり込んだ作品でした。
じゃなきゃ、途中経過で3回も感想記事入れないw

あれこれ完成度高かったですね。
伏線を回収してるのはもちろんですが、むしろ逆を褒めたいです。
つまり急展開を見せてもそこには必ず前に伏線があったと。

故にソレ自体が意表を突かれたサプライズにはなりえないんですけど、
でも、見せ方の工夫できっちりサプライズを演出してるのは
これはもうセンスの違いっすね。

エルルートで広げた風呂敷をラストで更にどう広げるのか、
ってところは非常に見応えも説得力もありましたし
お話の粗筋自体、非常に満足なデキ。
そしてその過程で見せるテキストもらしさ全開で良かったですね。

最初2人のルートで言ったことですが、
思いはまっすぐでベタでも、それを発露する時の描写が
ちょっとヒネっていて、それでいてそのキャラらしさ十分で、
読んでてあれこれナットク、という描き方は
全般的に光ってたと思います。

また、どのキャラも信念にブレない設定で展開してましたが
「暁WORKSらしいなぁ」と思ったのは黒船の行動原理の描写。
あれだけ高邁な理想論を吐いていても、
とっかかりはいかにも人間臭いソレだったのか、という。
でも彼の最後の言葉は理想論、という締め方も上手いなぁと。

そしてそこまでやっておいて。

やっぱラスボスはその人だよねー、とw
そしてその中の人のチョイスがスバラシイw
そこでその方を使うのか、っつーww

また、そこで明かされる大義の行動原理もなるほどねー、と。
エルルートの終盤で、彼が思わずこぼした一言で
それはあからさまに匂わせていましたが
それでもソレまでのルートでの彼の立ち位置はイマイチあいまいで。
それがここで非常にナットクさせられましたね。

正直言えば、引っ掛かるところはそれなりにあります。

ムリあるなぁ、と思ったところでは、誰しも思ったでしょうけど
「なんで中盤まで主人公の正体に誰も気づかない?」
ってところw
あとハローの起動スイッチとなる英詩について
「あれがスイッチということか」みたいな記述をしておいて、
後に主人公もさも当然のように「RUN」してるじゃねーかとw

またチート過ぎる朔の真の能力と
「喝采を」という台詞には結構違和感ありましたけど
まぁソレまでの勢いでほぼ消されたかなw

そしてプレイ前に警戒していた、「説教臭いテキストのゴリ押し」は
今作でもやっぱり健在だったんですが。

「人間」「生きること」「生きる意味」といった重いテーマを
ひたすら畳み掛けてきたので、そりゃどうしてもそうなりますが。

それでもそれまでの過程で、主人公はソレをこともなげに言葉にする奴、
ってのを散々見せられていたので、今回はさほど苦にならなかったですね。
また、その描写に絡めて盛り上げるところは盛り上げてましたから
メリハリも利いてたのも苦にならなかった一因かと。
むしろこれのゴリ押しで上記の違和感が消された印象もありますね。

いやぁ、シナリオでここまで惹き込まれたのは「リバコロ」以来かな。

また、シナリオだけでなく音もハイレベルでした。
これは曲だけでなく音質も異常なクオリティ。
ホント、音だけは映画を見ているような臨場感がありましたね。

また、ヴォーカル曲も過去の真里歌さんの曲調とは違って
だいぶロック色が強いと思うんですが
「我が道を行く」を地で行くこのお話にはソレがハマってたと思います。

それともう一つ触れておきたいのが中の人。
遙さんがハマリ役すぎっすw
あとは当初は「なんでこのキャラが北見さん?」と思った珠緒ですが
後半をプレイすると、この配置で正解だと思わされましたね。
デレてカワイイキャラですが、デレなきゃデレないで
ここまで存在感を発揮するキャラなのかと。
そして前述のラスボスの中の人。
要所要所を上手い人がキッチリ押さえてた印象です。


そんなワケで恒例の採点表はこうなった。

「Clover Day's」の天下がまさか3週で終わるとはw

サブパラの合計点はそこまでじゃないんですけど、
シナリオが高評価だと自然と満足度は高くなりますね。
好き嫌い分かれる作品だと思いますけど、萌えより燃えた作品で
そこへの一点特化がワタシ的にかなりツボに来た感じ。

や、結構なお点前でした。
Comment

管理者にだけ表示を許可する