いろいろ圧倒的でしたわ | IWGB

いろいろ圧倒的でしたわ

2015.08.13.Thu.21:54
「ソーサリージョーカーズ」クリアしました。
(前回感想分はコチラ

や、前作「幻想のイデア」と比較して圧倒的なボリュームしてましたけど
密度の濃さは更に圧倒的だった感じ。

伏線やら裏設定を丁寧に張り巡らせつつ、ギャグで落とすところと
シリアスに語るところ、そして燃えるところのメリハリがよく利いてましたね。
ちょっとわかりづらいところがあっても、
後からさり気なくネタ明かしをするところも実に丁寧。

その上で特に「燃えるところ」の描写が前作の数倍良化した印象です。
ブランド名からわかるように設定的に毎作厨二っぽさを前面に出して
そういった熱さがすんなり受け入れられる世界観にしていたり、
熱血な主人公とクールな主人公の2人が王道的に盛り上げるのは
もう前作から踏襲されたやり方ではあるのですが。

そこから語られるメッセージがより具体的に踏み込んで来ていて
よりプレイヤーの内面に響くテキストしてるなぁ、と思わされましたね。

なんつーか、例えばピンチの時とか相手を倒す時とか、
または誰かにアドバイスをする時とか。
そんな時にキャラが喋るセリフは良くあるお約束な言葉が多いんですが
ところどころ、そんなお約束からライターがオリジナルで導いた言葉があって
ソレがスッと入ってくる展開が実に熱かったなぁと。
これらの言葉も実にわかりやすくライターのセンスを非常に感じましたね。

また、前作でもただのモブと思ったキャラが実は強い信念を持っていた、
的な描写がありましたけど、そこの良さも今回更に良化したように思えました。

そういったサブキャラ達の死に様はかなり細かく描写しながら、
人の気持ちや命を軽んずるキャラに関しては
その負け方をえらく軽く書いてるところに逆に深さを感じましたね。
某先生は負けたところの描写すらない。
そしてラスボスの最期のオチの付け方はもう凄ぇの一言w
そこが一番のサプライズでホントにハッピーエンドだわ、とww

前作の良さを継承しつつ、更にソレ以外の要素も意欲的に取り込んで
その上で相当に完成度の高いシナリオにしてきたなぁ、という印象。

それでも評価10を付けられなかったのは、
視点チェンジはあれど一本道シナリオだったせいかと。
ヒロイン4人の個別はクリア後のエピローグのみでほぼオマケ扱い。
本編に比較すると中身もぺらぺらなのが痛かったなぁと。
本編の濃さからしたら、
ヒロインともっと深く通じ合えるような描写を期待してしまうワケで。
これも前作同様の仕様ですけど、ここらを本編に組み込んでくれると
もう文句の付け所がない感じですね。

絵のほうは。
前回感想分で同じようなコト言ってますけど、
全般的に腕の小ささとフトモモの太さとケツの小ささにおいて
結構バランスを欠いてる気がするんですが。
本編でほとんどエロシーンのない仕様してましたから
そこが欠点に見える図がないというw

とは言え前作も同様の傾向は見られたのですが、
それよりだいぶ良化しててシナリオ以上に
作を追う毎に凄い勢いでレベルアップしてるなぁ、という印象ですね。

音のほうもレベル高いんですが、
ちょっと気になったのがBGM「俯瞰」の多用。
シリアスな場面でもエロシーンでもなんでか使われるナゾの曲w

ワタシの知識では正確なところはわからないのですが
途中でフルートっぽいかなり高音の笛の音が入るんですけど
正直その音が空気をぶっ壊してるようにしか聞こえなくて
なんでこんなに使ってるの?と意図が読めない曲でした。

あとは中の人の配役がズバッと決まってた印象です。
前回感想分で言ったとおり、当初はフィオナの穂美さん起用だけは
「あれ?」と思ったんですけど、プレイしてくと
むしろソコが一番ハマリ役に思えましたわ。

というところで採点表投下↓
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ええ、暫定今季ナンバーワンです。
キャラと絵で見れば「サノバ」のほうが上なんですけど
90点以上になるとより満足度に直結するシナリオ評価の差ですね。
ともに9を付けてますけど、
本気で10もあるかと思ったこちらのが上、というコトで。

今作はシナリオ面でも絵の面でも相当にレベルを上げてきていて
特にシナリオはもう完成形じゃ?ってレベルだったように思います。
これを受けての次作がどうなるのか、非常に楽しみですね。
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