なんていうかかつてのFFをプレイしたような気分っつーか | IWGB

なんていうかかつてのFFをプレイしたような気分っつーか

2015.12.31.Thu.00:16
「はつみら」オールクリアしました。
ええ、ワタシですからもちろんXRATEDのほうっすwww

や、とんでもない超大作だったなぁ、
ってのがプレイ中の印象でしたね。

絵といい、中の人といい、曲といい
惜しげもなく予算バンバン投じてるのがよくわかるっつか。
優に一般的なエロゲの2~3本以上の金を注ぎ込んでるように見えました。

おかげでまぁ有名どころの人がそのネームバリュー通りの仕事をして
作品のアウトラインは巨艦のようというか城砦のようというか、
ツッコミどころのまるでないカッチリさで固まってるなぁ、という印象。

中身の感想はクソ長くなりそうなのと
若干ネタバレを含んでくると思うので以下追記。
.


で、中身の方ですが。

前作グリザイア同様、軍人を主人公に据えてるワケですが
今回はもう真っ向から「戦争」を題材にしてますよね。
前作はかなり無理矢理学園モノに落とし込んでたので
その時点でかなり説得力がありました。

そして「戦争」そのものを美化も卑下もしないで
いろんな立場の人達の視点を通して
滔々と語り続けてるところがもうエロゲやら
ギャルゲ(XRATEDじゃない人もいるでしょうから)の域を
軽く飛び越えてましたね。

その中に織り交ぜたと思われるかなり熱いメッセージも
説教臭さや逆に胡散臭さもなく
ストンと腑に落ちる語り方をしていたと思います。

個人的には特に平和ボケしてる市民達の描写や
各種族にあるプライドの描写辺りは
かなりエッジの利いた風刺のようにも思えましたね。

とは言え、前作同様ヘヴィな物を扱いながら
ノリは軽く時に熱く展開するので
かなり長い割にサクサク読み進められましたね。

ライターも4人いた割にはさほどにゃ違和感なかったなぁと。
ただ、ヒロイン間や個別間でのムラは感じましたね。
各個別の感想をプレイ順に手短に並べると。

ユキカゼルートはどこまでも王道だった印象。
最終決戦の熱さといいその結末といいカッチリ決まってるなぁと。
1周目固定されてるだけあって
ど真ん中を貫いたようなルートだったと思います。
で、1周目終了時点での満足度は92くらいでしたね。

リアルートは・・・
戦わないヒロインの視点は確かに必要だったと思うんですけど、
そもそもメインヒロインとするにはかなりキャラが弱かった気がします。
他ルートというか他種族ではサブにしとくにゃ勿体ないヒロインが複数いるのに
そのサブよりキャラの弱いリアしかヒロインがいないというこのルート。
ここだけ異色な結末で、
戦争を描くには避けて通れない描写だとは思うんですけど・・・
すっげぇ酷い言い方になりますが、
このキャラの弱さだとその扱いでもある意味ナットクしてしまうというか。
設定的にもこうするしかないだろうなぁ、と簡単に割り切れてしまいました。

まぁつまりさほどにはリアに感情移入するものがなかったんですよね。
そもそもがライター泣かせなキャラ・種族設定だと思うんですけど
だったらそこからもうちょっとなんとかできなかったのか、と。
属性外のワタシにはさほどダメージなかったですけど
ロリ枠必須なプレイヤーからしたらこれは満足できねぇだろうなぁと。

アイラルートは、妙に変化球押しに感じました。
ヒロイン的には一番おいしいところにいるキャラだと思うので
ストレートでも十分威力はあったと思うんですけどね。

リース・ファルを活かすだけならストレートだったと思うんですけど
なんていうか、キュリオが劇薬すぎるというか。
彼女が存在感を放てば放つほど妖しくなるのはいいんですけど
その分アイラの存在・キャラそのものが薄くなって
なんかバランスを欠いたというか、話がボヤけてしまうような
そんな印象がずっと拭いきれなかった印象っすね。

あと、このルートでは優しいながらも腹黒さも感じさせるあやかさんと
ずっと胡散臭さを醸し出しつつ、でもダモンの言うとおりクセになる
りんごさんの「にゃ」が妙にハマってましたw

で、このルート終了時点の満足度は90も切ってました。

そしてラストに取っておいたメルルート。
や、コレは拍手もんでした。

メルのキャラを最大限に活かしきってるところ。
結末がその結末たる過程をしっかり描いているところ。
そして何よりユキカゼルートで見せた王道をも超越した結末・価値観の提示。

カリンの言葉通りですが「こんな風に勝ち負け以上の何かを見せつけられた」ら
そりゃもう感服するしかないですよ。
前述の通り、その「何か」に至るまでのあれこれはもうメルルート全体で
しっかり描いてますから、ご都合的にも見えない実に見事なお手前。

海軍馬鹿の一郎の価値観すら根底からひっくり返すという
痛快ながらも最高に優しい実力行使に主義主張。
反戦ってのはこういうことを言うんだなぁ、と非常に納得でしたわ。

このルートだけで満足度を一気に押し上げましたね。
パッと見ではアイラのほうが好みでしたけど、
直感的にラストに回して大正解でしたわw


で、もう城砦のようにカッチリ固まってる他の部分についてですが。

まず音はBGMのクオリティがパないっすね。
世界観的にもRPGっぽいところがありますが
BGMもソレっぽさ全開でホント旅してる感が凄かったです。
バトルの曲が熱いのはどの作品でも同じでしょうけど
この旅してる感、がかなりクセになりましたわ。

絵の方も相変わらずなハイクオリティ。
キャラデザはもう安定のクオリティですが、
ドラゴンやら戦艦やら城の描写がかなり細かかったですね。
ここでもRPGっぽさをより強調してたように思います。
作品中にあった海の中のメルのイベントCGは
ドアップになった時にそのキレイさに驚きましたわ。

そんなところで採点表投下↓
hatsumira.jpg
音の評価は10でもいい気がするんですが
去年辺りからここの評価が厳しくなってる傾向がありまして
今年の作品で10付けたのは「サクラノ詩」1本だけなんですよね。
そこまでは・・・って感じでこんな評価。

シナリオはメルルートがなければたぶん7w
キャラはリアがサブだったら10だったと思われ。
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