「名選手、名監督にあらず」とは言いますが | IWGB

「名選手、名監督にあらず」とは言いますが

2016.04.19.Tue.16:46
「ときそく」4ルートともクリアしました。

共通までで思ったことは・・・
・美咲が過去のオダワラ氏のヒロインの中でも相当にカワイイ∑d(≧▽≦*)
・設定の割に中身もノリも相当軽いねー(・ω・;)
・まぁその分テンポが良いのでサクサク読める

と若干期待とは違ったモノの、
そんなにネガティヴな感想はさほどにゃありませんでした。

過去、あっぷりけ・暁WORKSのプロデューサーとして名作を生み出した
憲yuki氏のシナリオデビュー作品、っつーことで、
その辺は期待半分不安半分だったんですけどね。

長くなりそうなので以下追記。
.



と こ ろ が 

個別に入ってからは一変。
一言で言うなら・・・

な ん じ ゃ こ り ゃ ( ゚ д ゚ )

これまで、ワタシのポリシー的に作品を批判する時は
なにが引っ掛かったのか、どこに違和感を感じたのか
(ついでにお節介ながら)ならどうすれば良かったのか、
抽象的にならないよう具体的にすることを心掛けてきました。
や、文句言うなりの責任みたいなもんはあるかな、と思ってまして。

ただ、この作品でそれをやろうとするとほぼダメ出しばかりっすね。
まず全体で言うなら突拍子もない設定が多すぎ。
フィクションはリアリティの中に交ぜるから面白くなるワケで。
もちろん全部フィクションにしてファンタジーやらSFにするのもありですが、
この世界観でこれは基本設定からムリありすぎですね。

町中で抗争しても反社会的勢力ではないと言い張る大地主様に
マジメに勉学に励む生徒を脅す事も厭わず
普段から武器(マキビシ等)を所持して学園支配を狙う生徒会とか
半グレ集団がその学園やら温泉街襲撃を試みたり、とか
どんだけデンジャーでバイオレンスな街なんだよ、と。

更に。
コメディ的テキストの差し込み方が雑すぎですね。
そんな空気を織り交ぜたいのはわかりますが
差し込み方がかなり無理矢理で前後の文脈を無視しすぎ。
しかもピンチの時にそんな描写を多用してムリヤリ解決させたら
ご都合的にしか見えなくなるのはそら必然。
そう見えなくするには事前からの準備・伏線が必要だったと思います。

で。
↑のバイオレンスとコメディ単体を切り取ってもアレなのに
これを中途半端にハイブリッドするからもうただただgdgd。
感想を率直にまとめれば「あ、荒唐無稽ってのはこーゆーのを言うんだな」と。

また、暁WORKSの作品では敵役もかなり存在感を放ってたりするんですが・・・
この作品のソレはワキ甘すぎの頭悪すぎ。・゚・(ノ∀`)・゚・。
敵役が間抜けなんじゃなく、ライターが間抜けとしか思えん存在でしたわ。

そしてしょーもないコメディを延々と書き続けるよりは
御剣の信念やら紗枝の思いやらもっと描くことあったんじゃないかと。
唯一マトモに見えた唯依ルートにしても
彼女が一旦絵をやめた理由には首を傾げざるを得ませんでしたし。
あっぷりけにしても暁WORKSにしても
過去作はその辺をすごく重要視してたように思うんですけどね~。

と、ここまで盛大に貶しておいて、フォローするわけではないですが
評価できるところを挙げるなら以下3つ。

1つめ。
唯依と美咲ルートにあった「相手のためにどれだけ時間が使えるか」って描写。
全体をまとめてる美咲ルートだけでなく、
唯依ルートでも同じようなことを言ってるのは説得力があって良かったねと。
美咲ルートで更に突っ込んで「同じ時間でも等価値じゃない」という記述に
より深みを与えたと思います。

2つめ。ヒロインが甘えて来る時の描写。
共通では見た目だけでなく言動もイケメンだった主人公が
個別に入ると幼児退行するところがなんだかなぁ、
と思ってたらヒロインのデレ方がソレ以上で
お互い気を許してる、という説得力があったように思いました。

3つめ。
他ヒロインとくっついた時に
唯依・穂乃香の吹っ切り具合をしっかり描写していること。
冒頭から主人公への好感度が異様に高い唯依と穂乃香。
その理由は各個別に入ると判明しますが、
その理由だと違う個別に入った時の対処が必要だよね-、
と思ったところを漏れなくカバーしてたのは好印象でした。


続いて絵。
オダワラさん担当の美咲や、サブの里中さんは
もうさすがの安定感っすね。
黒髪に和服がめっさ似合っててこりゃ惚れるw

反面、師走氏のヒロイン3人は・・・
他社作品でわかってたことですが
ひんぬーロリでは凶悪的な強さを誇る方だと思うのですが
そうでない属性を描かれると、どうしてもボディラインの不安定さが
如実に出てしまうよなあと。

前向きならまだ対処されてるんですけど、立ち絵でもイベントCGでも
横向いてしまうと顔の作りや体型まで違って見えて
そもそも横乳の付き方もおかしくね?っていうレベルに。

ほぼまな板のロリならその弱点が出ませんし
そこでは無双レベルなキャラデザされてると思うだけに
唯依ちゃんだけ任しときゃ良かったんじゃないかなぁと。

他ではまず、真性ロリでも普通に対応されてる遙さんの演技の幅に感服w
また美咲役の桜乃さんもかなりハマってる上に上手かったと思います。
ちょっと低く抑えめなボイスなのに、デレた時の甘さがマジパねぇw
色気と可愛さの両方を醸し出してて和服美少女にピッタリな演技だったと思います。

と全体の8割以上をネガティヴ要素で埋めたところで採点表投下↓
tokisoku.jpg
音に関してはヴォーカル曲もBGMも中の人も文句のつけようがないですし
オダワラさんもご自分の仕事はキッチリ以上にこなされたと思うんですけどね・・・

桐月作品はもちろん森崎作品も含めて
あっぷりけ作品を全部プレイしてきた身からすると
今回の作品は新規ブランドで作って欲しかったなぁと。

ノリリンはプロデューサーとしてなら名監督・名コーチだと思います。
ええ、なので次作は餅は餅屋にシナリオはライターさんに任せましょう。
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