E-moteがなくなったことより | IWGB

E-moteがなくなったことより

2016.05.11.Wed.02:18
「ウィザーズコンプレックス」全ルート終わりました-。

いきなりぶっちゃけますが、プレイ中はとにかく冒頭がしんどかった(;´▽`)y-~~

主人公に魔力はあるけど魔法はからきし、というよくある設定に
理不尽に上から振り回される展開、というよくある冒頭に
属性ハッキリしすぎで人の話を聞かないヒロイン達・・・
で正直な第一印象は「典型的なgdgdじゃないですかーーーい」。

なんとか凌いで中盤に入ったら、
各ヒロインの萌えアピールタイムが始まるので
そこで一旦落ち着きますけどもね。

その後、個人的にはまず鳴ルートから逝ったんですが
ここでも更に「へ?」と。
設定的に正直ズレた感のあるラストバトルに、
その途中でいきなりコンボ組むとかの設定変更。
元がムリ有るのに平気でそれをひっくり返すこの流れ。
たぶん元長氏が担当されたんだろうなぁ、と。

ハチャメチャなターニャの描き方は良い意味で元長氏らしいなぁ、
とも思いましたが、「正直ついていけん」と氏の作品で
ちょいちょい感じる部分をまた見せつけられたなー、という感じ。

ただ。
その後のアイリスルートで
「あれ?思った以上に深い」と印象が変わりまして。

西塔側が感じる違和感とか疎外感とかに
一歩踏み込んだ描写をしてることとか
アイリスがほのかにぶつけた言葉について、
当事者2人に蒼と一葉でそれぞれ解釈が異なることとか
それらの描写が妙に生々しく感じられたんですよね。

そして、鳴ルートで主人公側があっさり負けたり
アイリスルートでは主人公があっさり敵チームに移籍したり、
普通ならタブーで避ける展開にも
平気で踏み込んでくるところと合わせて考えると
「正論ぶったソレはホントに正しいの?
 ソレはそちらの都合か思い込んでたモノじゃないの?」
という問い掛けがあった気がしまして。

更にその後の一葉ルートでは鳴ルートでもあった
「間違ってても押し切る覚悟」ってのを
問われるシーンを再度見て思いましたね。
ヒロインそれぞれの立ち位置をめっさ重視してるなぁと。

両陣営のトップであるほのか・アイリスに比べると
一葉・鳴はそこよりは一段落ちる立場だと思うんですよね。
その2人のルートでは「間違ってても信念で押し切る」ことが問われる。

逆にラストにまわしたほのかルートでは、
間違ってても押し切ろうとしたら、そうはさせてくれない展開。

各ヒロインが見えている視点、それに基づく思考、
それぞれでやるべき行動を明確に分けてるなぁと。
単純に各ルートの勝敗・善悪ではなく
そのすべてを一通りやってみると
とんでもない説得力があるなぁと。
そして各ルート間で基本設定にブレはまったくなくて。

や、冒頭で思ったしんどさとは裏腹に
かなり読み応えがありましたね。

絵のほうでは、久々にE-moteを完全に放棄してましたが
画質の良さは相変わらずハイレベルだったと思います。
キャラデザもこ~ちゃ氏単独に戻って鉄板の安定感ありましたし
Hシーンのエロさもいつものクオリティにあったかなと。

まぁHシーンでE-moteがあった前作「春風~」に比較すると
ちょっと寂しく感じたのは否めないのですがw

そんなところで採点表投下↓
wiz-comp.jpg
シナリオが思ったほど伸びてこないのは
前述のとおり冒頭にもありますが
キャラ描写にもちと不足を感じたからですね。

キャラの立ち位置への配慮は感じましたが
各キャラはあくまでお話の展開に乗せる事が最優先で
各ヒロインの見せ場というか萌えどころの描写が少なかった印象です。

というかマイナスイメージを先行させすぎましたね。
特に西塔のメンツは中盤~終盤に至るまでマイペースで
そこに早い段階でなにか理由を打ち込んでおけば良かったのに
引っ張るだけ引っ張ってしまったのが大幅減点。

「各キャラが人の話を聞かない=ライターの都合」
に見えて正直げんなりしちゃいますね。
そこまで引っ張ると、クライマックスでスカッとしたシーン見せても
一発逆転は正直ムズいかと。

(HHG・魔女庭除く)Oasisも含めてどみる作品は
シナリオがぶっちゃけアレでもキャラを可愛く見せる描写には
かなりこだわってた印象があるのですが・・・
E-moteがなくなったことよりこっちのが残念だった気もします。
そこがあれば満足度80超えもあったかなと。
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