余所行き仕様が良かったってことなんでしょうか? | IWGB

余所行き仕様が良かったってことなんでしょうか?

2016.08.11.Thu.00:03
「千恋」全ルート終わりました-。

や、フローチャートの使い勝手が滅茶苦茶良いですね。
おかげで2周目以降の作業感ほとんどゼロ。
共通と個別で別にしてしまったのも良い判断かと。

お気に入りボイス登録もワンクリックでできるようになり
そこからのシーンジャンプもできたりとまぁ仕様は圧巻の一言。
作業環境におけるストレスはまったくありませんでしたね。

で、中身のほうは確実に長くなるので以下追記。
.

今作のライター3人のうち2人は外注の籐太さん・瀬尾さん。
更にアシストのさいろーさんも含めて実績ある人達なワケですが・・・

籐太さんは「フロフロ」・瀬尾さんは「はつがまい」と
企画から携わった他社作品が直近にありました。
「千恋」の企画は社内ライターの天宮さんなので
おそらくですが、それら自分企画の作品より制約が多い中で
頼まれた仕事だと思うんですよね。

故にらしさというか個性もかなり削って
頼まれた仕事を忠実に果たしたように思えました。
この辺はさすがベテランの安定感とも思えます。

そしてワタシからすればソレが丁度良かった感じです。

それぞれの作品の感想でも言ってますが
主人公が感情移入が難しい頑ななタイプだったので
今回のいかにもなストレスフリーの主人公のほうが
圧倒的に読みやすかったなと。
や、頑ななら頑なで読み応えのある作品もありますが
どちらもそう取るには抵抗ある作品だったもので。


前作「サノバ」同様、いちゃラブ要素強めなところを引き継ぎつつ
過去からの「呪い」という共通設定を設けたところに
思った以上に広がりと収束感がありましたね。

一旦呪いの問題にケリを付けたあと、
各ヒロインの設定に合わせて分岐する展開は
その呪いの設定の裏を描いたもので
メイン4人をクリアするとそれがすべて把握できる仕様。

少し伝奇モノの要素を取り入れて興味を惹きつつ
各ヒロインの性格設定にもリンクさせてますから
まぁストーリーが無理なく入ってくる感じでしたね。

舞台設定にムリがあるのは百も承知ですが
和テイストにしてファンタジーでも
馴染みやすい世界観にしたのも上手かったと思います。

またメイン4人に比べてサブ2人のルートが妙に薄い気がしたのですが
全部クリアするとナットクです。
呪いとは無縁な存在ですから、そらおとなしくなるよね、と。

個人的には「サノバ」は広い世界観を排除して
キャラの良さを押し出した純愛モノな印象ですが
今作はソレより少し世界観を広げて
エンターテインメント性というかストーリー性を高めた印象。

それで減ったキャラ描写は各ヒロインの悩みの部分でしょうか。
サノバではその部分を真正面から受け止めて
主人公とヒロイン2人で乗り越える、というお話でした。
今作ではなにか抱えていることはわかっていても
主人公がそれをハッキリと自覚するのはほぼ呪いの問題を解決する時。
つまり呪いとリンクさせて同時に片付けるお話でした。

どっちが好みかは分かれそうですが、ワタシ的には
シナリオ評価は千恋、キャラ描写はサノバ
のほうが上、って評価になりますね。


絵のほうはもうさすがとしか言いようがないんですが、
こぶいちさん担当キャラのケツが
若干減量したように見えるのは気のせいでしょうかw

もうちょいムチムチしてた気がするので
そこがちょっと残念でしたね。

あとはむりりんさんのキャラデザがここ最近
毎作「お!」と思わせるキャラを出して来る印象です。

今作なら茉子、前作ならめぐる、その前の「天色」なら真咲。
今作のムラサメにしてもいつものロリとは少し違う感じでしたし
未だ進化を続けてるところはただただスゲェなぁと。
おかげで最近こぶいちさんとの見分けが付いてきた気がしますw

あとは茉子の洋装がかなり良かったせいではありますが
他のキャラの普通のカッコも見てみたかったのが少し残念な点ですかね。
ソレ以外はほとんど隙のないデキだったと思います。
10点以外は付けらんねーやと。

ああ、あと煎路さんの参加は一番影響のないところに1人だけだったので
あんまり違和感はありませんでしたが
これが人数増えるとそうもいかないだろうなぁと。

こぶさんとむりさんである程度見分けがつくようになったと言っても
キャラを並べてもまったく違和感のない
驚異のユニゾン率なことに違いはありませんし
どんなに上手い人でもここに入り込むのは難しい気がしちゃいますね。
とは言え小春はEDムービー見ても1人だけ冷遇されてて
それはそれで不遇だと思うのですが。

音の方はとにかく三味線が良い味出しまくってましたね。
OP曲の「恋ひ恋う縁」もそうですがBGMでも効果的に使われてて
和テイストの世界観を作るのに一番寄与してたのが音だと思わされましたね。
特に茉子のテーマ曲は軽快なベースと相まって結構ツボでした。

あと、最近所属のI've以外の楽曲が多いKOTOKOさんですが
その中でも多かったSolfaではイマイチらしさが出し切れてない気がしてたんですよね。
この作品ではAngel Noteでしたが、かなり合いそうな気がしましたね。
まぁこの1曲で判断を下すのも早計ですが。

反面ED曲はクオリティに波があったように思えました。
芳乃の曲の榊原ゆいさん起用は度肝抜かれましたし
RyrikaさんのようなAngel Noteの実力派も起用されてましたけど
正直2軍が多かったかなぁと。

そんなところで採点表投下↓
senren-banka.jpg
安定感はあっても突き抜けた作品がなかったブランドに
突如として一作「これは大満足!」という作品が出ると
当然その次も期待したくなるんですが、
それが大満足作品を越える割合って個人的な感覚ではせいぜい2割かなと。
今回はそこに食い込んでくれた印象です。
スカッとした読後感も良かったですね。

とは言え、次作も今作のような主人公だと、舞台設定は更に凝らないと
飽きが来てしまいそうな気がするんですよね、勝手な話ながら。
また次作も当然期待させていただきますが、シナリオは7くらいで
満足度85くらいを想定しとけば裏切られたとは思わない予感w
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