絵とキャラと世界観と雰囲気は凄ぇ | IWGB

絵とキャラと世界観と雰囲気は凄ぇ

2016.12.01.Thu.01:19
「枯れ花」終わりました-。

今時珍しい分岐の仕方をする作品でしたね。
章ごとに(作中で明確に分けられてるワケではないですが)
メインとなるヒロインがいて、そこでそのヒロインを選んだ時点でルート確定。
以降はまた共通に戻ってエンディング後の
エピローグでまた分岐、という方法でした。

昔懐かしい「車輪」がそんな分岐法だったと思うのですが
これの欠点は1周目をクリアするとそこの既読部分が多いため
「2周目以降の大部分が作業になる」ってところ。

ただ、この作品は選択肢ジャンプ機能があるので
逆に2周目以降の共通はほぼ瞬殺w
楽ではありましたが、これはこれで呆気ないなぁ、と
ゼータクなことも思ったり。

まぁミドルプライスでヒロイン4人を押し込んで
更にお話もそれなりに語らないといけない、
という制約を考えると確かに合理的な仕様だとは思います。

ただ、これだったらフルプライスで構わないので
もうちょっと個別を見たかったなぁというのが正直なところ。

なんていうか、お話になってる部分の大半が
「世界観の説明的描写」と「過去の因縁・絆・出来事」を
順に説明し終えたところではいエンディング、
という流れでしたからね。
素材を丸ごと出された時点で終わった感じがするというか
もうちょっと料理して出して欲しかったなぁというのが率直なところ。

特にレンについてはもうちょっと説明して欲しかったなぁと。
結局あの軸となる設定はなんだったのよ、
ってところも含めてもう少しフォローがあれば
印象はかなり変わってた気がします。

ヒロイン4人にハズレなし、というか当たりばかりの素晴らしいラインナップ。
キャラ描写も日常シーンの会話もさすがのセンスを発揮されてて
ニヤニヤが止まらないシーンが多数。
絵のほうでもキャラデザも塗りも背景もズバ抜けてましたし
もうちょっとこの世界観に浸っていたかったですね。
ラストの演出も凝ってましたから、そこを掘り下げて描いてくれればなぁと。

絵に関してはもう画質からレベルが違ってましたね。
あめとゆき氏のキャラデザはピュアコネから更に磨きが掛かった感じで
個人的な印象では今年の作品の中でもトップかな、と。

立ち絵のバリエーションもフルプライス同等レベルで揃ってましたし
絵に関してはミドルだからとか関係なくほとんど妥協なしだったように思います。

塗りも相当に良い仕事してましたし、ぜひ単発ブランドにならず
次作以降もあめとゆき氏を起用して欲しいな、と願っております。

あとは音も驚かされた点ですね。
担当の水城氏は所属のスミレでは騒がし系の曲が圧倒的多数な中で
こんなケルト系の曲をいくつも投下されるとそのギャップにビビるというか
その引き出しの多さに感服でした。
背景と同レベルで世界観の構築に一役買っていたと思います。

そんなところで採点表投下↓
karehana.jpg

いやー、キャラゲーとしてはかなりコスパの高い作品だったと思います。
ハルの沢澤さんとレンの秋野さんの演技も相当楽しめましたし
一言だけとは言え谷さんに「お兄ちゃん」と呼ばせるのもあざとさ満点www
またサブキャラのキャスト陣が異様に豪華でそっちも笑わせて貰いました。

雪仁氏・水城氏のスミレ組が他ブランドにそこまで注力できない、
ってコトなんでしょうけど、ホント、フルプライスで出して欲しかったなぁ、
と本気で勿体なく思うクオリティでした。
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