ワタシ的にケチャップドバドバで洋館舞台のほうがツボに来るっぽい? | IWGB

ワタシ的にケチャップドバドバで洋館舞台のほうがツボに来るっぽい?

2017.02.01.Wed.20:35
「月影のシミュラクル」100%になりましたー。

無料版時点の感想(コチラ)では
変なところで選択肢が出るのに肝心なところで選択できない、
って点や、その後の販売の展開がわからなかったので、
余計な心配までしちゃいましたし、作品の中身的にも
正直第一印象はむしろマイナスだったんですよね。

あれから製品化が思いのほか早かったので
「無料版はちょっと長めな体験版ってことだったのね」と理解しましたが。

で、無料版より以降をプレイしていってよくわかりました。
初めの1周目はどうしてもああなって然るべきなんだな、と。

少しずつお話の設定が明かされ理解が深まっていくと
なにも知らない1周目はそりゃそうなるよね、と。
そして1つ終わりを迎える度に1つ分岐が増えるフローチャートの仕様。
その分岐のポイントがどこになるか予想もつかない辺りも面白いなと。

選択肢はあるものの攻略順は決まってますから
ほぼほぼ1本道なお話なハズなんですが
次に解放されるお話がどこからの分岐になるのか予想が付かないので
可能性の広がりを感じられる気がしちゃうのはホント上手いなと。

桐月さんらしさ全開のカッチリ決まった設定と相まって
かなりの完成度の高さがあったと思います。
ミドルプライスの限られた量をフル活用しながら
キッチリまとめてきたなぁと。

ラストは桐月さんの前作「はなのの」に似たものを感じたのですが
あの時より刺さるモノがありました。
これは如月家が背負ってきた脅威と業を
これでもかと描いていたからだと思うんですよね。

前作とは打って変わってケチャップドバドバの勢いで流血し
ほとんどのルートで誰かしら死ぬ展開だったワケですが
そこでの表現があったからこそ、
ラスボスとの対峙シーンでの紅の叫びが際立ったと思うんです。
そしてラストがどれだけ得難いモノだったのか、という説得力もあったなと。

和的な因縁が潜む洋館が舞台でちょいちょい人が死ぬ作品、
って言ったら「コンチェ」があるわけですが
個人的には「シンセミア」より「コンチェ」、「はなのの」よりこの「シミュラクル」が
ツボに来る感じですw

あっぷりけの代表作「シンセミア」は質はもちろんテキスト量も圧倒的な作品で
前作は「コンチェ」と同程度の容量だった作品なんですが
今作やって改めて思いました。桐月さんの作品の質に量は関係ないと。
前作でちょっと物足りなく思った部分はあったのですが
今回はその辺もかなり楽しめたな、と。

オダワラさんの絵と鷹石さんの音については
期待通りのさすがの安定感。
オダワラさんの絵では以前よりちっぱいキャラのエロさが増した気はしましたw

音の方で特筆したいのは、メインの零と紅を演じられた春乃さんの演技ですね。
2人の演じ分け、特に紅のボイスはゾクっと来るモノがありました。
怪しさと色っぽさを交えたボイスに時折入るた他意のないケラケラした笑い。
その演技で紅のキャラが立ってた場面も多数あったと思います。

そこから終盤近くでの彼女の変わりっぷりにも
一瞬「みあそら」のアルを連想したりもしましたが
春乃さんの演技は寄与していたと思いましたね。

そんなところで採点表↓
simulacre.jpg
「はなのの」からほぼ1年半でこのクオリティなら
今後もこういった展開はありかなぁ、と。
もちろん「コンチェ」クラスのフルプライス作品も期待し続けてはいるんですが。

この量でこのペースなら、桐月さんもオダワラさんも
他社でのお仕事も並行して行えるようですし
結果プレイ出来る作品が増えるというメリットもありますしね。
Comment

管理者にだけ表示を許可する