いろいろ勿体ない(´・ω・`) | IWGB

いろいろ勿体ない(´・ω・`)

2017.03.22.Wed.01:29
「桜花裁き」山南√も終了してオールクリアしました。

ネタバレは極力伏せますが
そこを含んだ話はしますので
一応追記のほうで感想を述べたいと思います。
.


独特の世界観に独特のシステムを持ち込んだ
サスペンスモノなワケですが。

システムそのものはすぐ把握できる親切設計。
あとは時代劇やら実際の歴史からちょっとずつ拝借した
各キャラの設定も取っつきやすかったと思います。

まぁ個人的にはこの作品の「進撰組」の設定にちょっと違和感ありました。
この作品では幕府権力外の治安維持集団、って扱いでしたが
歴史上の「新撰組」は倒幕派からしたら、幕府の犬扱いだったので。
そこに慣れちゃえば、キャラの位置関係も把握しやすい設定だったと思います。

昔の探偵モノをプレイしているユーザーなら難易度は低め。
わざと間違えたらヒントが出るくらいのお節介仕様のため、
詰まるほうが難しいレベルです。

探偵モノをやってない人でも大丈夫なように
あれこれわかりやすくなる配慮はこれでもかと感じました。
感じたんですけども。

第一話から感じたのが、「裁き」シーンのシナリオの強引さ。
白州に呼んだ人物から話を聞いて、ほころびを見つけてそこを突く、
という流れまでは面白いと思えても
吟味・一騎打ちと段階が進めば進むほど、
容疑者の開き直った強弁ぶりがどんどん酷くなるのがめっさ萎えます。

その勢いに任せた放言・詭弁を証拠を持って対抗させる、
という意図は理解しますが
そもそも感情で言い返したその言葉は、それまでの過程で否定されてるものが多く
改めて証拠を出す必要があるのか?と。

また、そこで対抗する証拠にしても、誰かから聞いた話で
特に裏を取ってないようなモノばかりなのに
なんでその証言一つで話が進むんだろう、って違和感がもう最初からありました。
まぁこれはこういうもんだ、と思って話を進めましたけども。

で、作り手がやりたかったであろういくつかのネタバレは
設定自体はとても面白いモノだったと思います。
溜めて溜めてドカーン、というタイミングもそこしかなかったと思います。

ただね。
やっぱりここも強引というか違和感がバリバリで。
最大のネタバレ前後が一番強烈な違和感がありました。

まず、主人公が反撃を食らったシーン。
「一番怪しいのはお前」と言われて
反論できない意味がまーったくわかりません。

容疑者に「人を疑うならまず自分の無実を証明しろ」と言われて
真に受けること自体もアレですが
その嫌疑が全部主人公にも当てはまるとしたら
南町奉行所の大半がグルになります。

そのくせ将軍襲撃だけでなく
味方の近藤襲撃の首謀者にされるとかもう意味不明。
そもそも襲撃されたのは主人公で、それすら計算してたとするなら
ナゼ近藤だけグルになってないと決めつけられるのか。
立場を明かされた勢いだけでやり込められたとしか思えません。

それまでの逆ギレのようなバカらしい反論にも
1つ1つ証拠を突きつけたそれまでの裁きはなんだったのか。
プロット的な意図したどんでん返しは面白いと思いつつも
それまでの裁きを全否定する意味でのどんでん返しに
「いくらなんでも強引すぎる」という印象のほうが強かったですね。

そしてこの次の流れもさっぱりです。
反撃した人物が主人公を監禁したことに関して
意図があるのはわかります。

ただね。
そこから拉致されたのは明らかにその反撃者と
監視をしていた斉藤さんの失態です。
敵方が誰か、2人は把握してたんですから。

それなのに主人公帰還後も飄々と自分達の責任なんて露知らず、
な態度で正義感面してる姿勢にはもう不信感しか持ち得ませんでした。
失態を認めて斉藤さんの「てへぺろ」一発で片付くハズなんですけどね。

あとは単純に「舞はどこに消えた」って伏線を放置してたのも
著しく完成度を下げていたと思います。

山南√で舞の件と失態の件をクリアにしてくれてれば・・・
と思ったのですがどっちもスルー。
むしろ失態に関しては口封じしてきたフシもありますから
件の人物への不信感は更に増した感じ。
もうなんだかなぁ、と。

また各個別の大半を後日談にまとめてましたが、
正直どれも本編に比較するとクオリティが更に落ちるのがどうにも。
緊迫感のカケラもないのは仕方ないにしても
ちょっと緩すぎましたね。

山南√をやると正直どれも茶番レベル。
その山南√にしても脱線が激しいので番外編扱いって印象です。

この個別、せめて主人公が拉致されたところから始めれば
だいぶ印象は変わった気がします。
主人公が消えてる間に各ヒロインは何を思ってどう動いていたのか。
特に桜はこの直前まで完全に消えてましたから
あれこれお話を膨らませられたろうに、と。

見るべきところ、光るところも多々ありましたが
個人的には引っ掛かるところのほうが多かった感じです。

同じコトは絵にも言えて。
カワイイと思える絵もちょこちょこあるんですけど
「え」と思う絵も多々ありまして。

立ち絵の時点で「ちょっと不安定かなぁ」とは思ったのですが
イベントCGになると「かなり不安定だなぁ」と。
ボディラインが不安定なのは昨今の風潮としても
顔のラインまで不安定なのは・・・

絵的にエロシーンはそっちの用途では正直まったく使えず
むしろ萎えてく一方でした。
中の人は上手い人達を揃えてましたから
絵さえ見なければイケたのかもしれませんがw

後は、ムービー・予告の類いをまったくカットできない仕様は
ちょっと不親切に感じましたね。

そんなところで採点表を投下。
ouka.jpg
プラス点だけを集めれば80後半どころか90台もあったと思うのですが
とにかく減点が大きすぎましたね。

これが萌えゲーや燃えゲーならノリと勢いで良作判定したかもしれませんが
サスペンスモノでこの強引さは正直致命的。

とは言えやりたいことはこれでもかと伝わって来ましたから
次作に期待は持てるかなぁとも思ってます。
次もこのレベルならたぶん60も切ってさようならになると思いますが
80後半以上を叩き出せる素地も十分にあると思ってますので
次作が試金石かなぁと。
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