期待値から急降下したのち急上昇してからの急ブレーキ | IWGB

期待値から急降下したのち急上昇してからの急ブレーキ

2017.10.12.Thu.02:10
「彩頃」全エピローグに回想までコンプしましたー。

前にも言ったことですが、当初は勝手に
角砂糖の「マジチャ」「φ」「恋想」辺りの流れを汲む作品、
つまり選択肢以外の演出で分岐する作品、
ってイメージでプレイし始めてしまったんですよね。

おかげで最初は面食らいました。分岐地点は2つだけ。
うち1つは冒頭のシステム紹介みたいなもんですから
実質分岐点は1つしかなくあとはずっと一本道な仕様。

「これじゃ普通のADVじゃねーか」
と正直ガッカリしたとこもあったのですが。
2周目以降はその普通のADVと思ってプレイしたら
だいぶ印象変わりました。

提示した伏線を終盤でガンガン回収して一気に大逆転
という展開はカッチリ決まってましたし
現実の過去描写の織り交ぜ方もなかなか練られてるなぁと。
またそこからキャラ1人1人の個性とつながりも
上手いこと演出してたと思います。

特にみさき・クレア・琥珀の3人は初登場の時点で上手いなぁと。
あの出会い方なら気になる・惹かれる・また会いたくなるなとw

また、ラスト√で大誠に見せ場があるのが面白かったですね。
皮肉キャラかと思いきや、主人公より熱くてぶれない信念があって。
そして終盤でクナドの設定を明かした時には相当な収束感がありました。

ソレと比較すると各エピソードはちと雑な面も感じましたが
まぁ全部解決してからのオマケ要素と思えば許せるところでしょうか。


絵の方では。
ななろば氏の作品、何気にほとんどやってる気がするんですが
過去作の中もブッチギリで絵が良かったように思います。

塗りがかなり良いってのも間違いなくありますが
各ヒロインの描き分けがかなり上手くなってるように思いましたし
京楓以外は体全体のバランスも良くなったなあという印象。

や、前まではkarory氏的な顔とおっぱいに特化した絵師さん、
って印象だったんですけどね。
そのおっぱいもシリコン入れたような不自然な膨らみ方で
正直あんまりエロさは感じてなかったんですが。


実際今回もなんでか京楓だけは腕のバランスが
ちょいちょいおかしかった気がするのですが
その他3人はかなり良化されたように思います。

鼠蹊部やらケツやらフトモモやら下半身は
まだ以前と同じような印象を受けましたが
上半身と顔はもう他の上手い絵師さんと比較しても遜色ないなぁと。

特にみさきの丸っぽくバランスが取れてるところと、
琥珀のキャラデザは過去作では感じたことのない
魅力があったように感じました。

音の方も全般的にレベル高かったように思います。
和風で押したBGMもヴォーカル曲も。
EDで氷青さんというチョイスが渋いと思いましたが
実際作風と曲調とボーカルがマッチしてて
上手い人選されてるなぁと感心でした。

中の人も、相模さん・白雪さんは相当ハマってた印象。
相模さんは昨日も言ったとおり、かなり佐本さんっぽい演技が
ことごとくツボに入ってしまいましたw
また白雪さんはそもそもあんなにロリがハマると思ってませんでしたw

というところで採点表↓
saikoro.jpg
結構長い作品でしたが、中だるみせず楽しめたと思います。

ただ、シナリオで感動レベルに入る9にまで至らなかったのは
各個別やラスト√終盤で感じたご都合さのためでしょうかね。

ちょっと力業というか無理のある設定からエンディングに至ってしまう点に
少なからず「主人公ではなくライターが考えた落としどころ」
という舞台裏が透けて見えてた印象で。

ここで一本道ではなく、選択肢次第でバッドエンドがあって
ちゃんと正解を導き出したらエンディング、という流れなら
その印象もだいぶ薄れたと思うんですよねぇ。
一応プレイヤーも考えたつもりになれますから。

とは言え高いバランスで結構楽しめた作品でした。
また同じメンツで次回作があるなら必ず買うと思います。
Comment
No title
いやほんとおっしゃるとおりで。
伏線回収とサイコロの選択肢メタなど構成がすごくよかっただけに、後味の悪さが結局一番印象に残ってしまう残念感。
結局メインの京楓だけそれほど目立たず、鬼の小物感、倒し方もジョジョ6部でエンポリオがトドメを刺したときと似たような虚無感。好きな宿命を使えるという戒に対して、なぜみさきが自分も使えると確信できたのか。ツッコミどころを探すとキリがない幕の下ろし方。
せめて黎の戒を発展させた戦術を主人公が思いつくとか、そういう展開はできなかったのかと思わざるを得ないです。
それまでがよくできていただけに、その後の世界での描写の少なさも拍車をかけて最後のやっつけ感というか雑さが顕著に表れてしまった印象です。非常に惜しい作品。
No title
やー、ワタシがぼかしたところを的確にバッサリ逝かれますねぇー(ノ∀`)

ホント中だるみはしてなかったんですけどねぇw
伏線回収で燃え尽きて、クライマックスは力づく、エピローグはやっつけ、という印象が拭えずそこで点数が止まりましたわ。

手抜き感満載のエピローグも全部気合入れる必要はなくて、せめて京楓だけでも長めにすれば、だいぶ印象は変わった気がします。

とは言え、個人的には絵師さんにもライターさんにも今までにないポテンシャルを感じましたので、次回作があれば大いに期待したいところです。
・・・単発ブランドな悪寒もありますけどね\(^o^)/

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