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う~ん・・・へ?

2017.11.05.Sun.23:43
「いもてん」全ルート終了しましたので感想を。

シナリオの感想は全部後回しにしまして。
そもそも、前作「はつがまい」をプレイし終えた時点で
「次の瀬尾作品は買わんとこ」と思ってたんですよね。

しかしそれでも買ってしまったのは、
兎にも角にも武藤此史さんが原画だったから、です。
珈琲猫さんのキャラにも期待大でしたし。
そんなワケでそこさえ満足出来ればいいや、と。

で、まずその絵ですが。
武藤さんの絵は概ねかなり楽しませていただきました。
きょぬーなクールビューティーとひんぬーロリという取り合わせでしたが
どちらもさすがの安定感。
個人的には一海さんのがめっさタイプではありますが
ラスト近くでの全裸の十花のCGは素直に
「キレイだなー、さすが天使」と思わされるクオリティ。
過去作に比して塗りも大幅に良化された印象でしたし
ここは期待通りに楽しませて貰いました。

対して珈琲猫さんのキャラですが。
恵理那は立ち絵のヴィジュアルがかなり良さげに思えたんですよね。
表情が妙にエロイですしw

しかし未亜も含めて、イベントCGになるともう顔から変わっちゃうのが
非常に残念でした。
おっぱいと顔の大きさに比較して、腕やら下半身がやたら小さく細い、
という駆け出しのエロゲンガーさんみたいな絵が多く、さすがに「あるぇ?」と。

武藤さんの絵が9~10くらいの印象で塗りも8レベルにはあるなぁと思うと
トータルで絵の評価は8くらいになるのかな、と。

まぁこれくらい楽しませて貰えれば当初の期待値分の元は取れましたかね。
珈琲猫さんの絵が更に良くなってれば印象度は大きく化けたと思いますが。

で、後回しのシナリオ評価はクソ長くなる上に、ネタバレも含むので追記に。
.

まず今回の感想の前提部分になりますので
脇道からちょいと長く語ります。

ライターの瀬尾さんはALcotハニカムで今回が5作目になるワケですが。
初っ端の「春ポコ」から、軽妙な会話で日常を盛り上げつつ、
シリアスだったりベタな友情だったりを要所でブッ込んで
そしてラストは設定かお話で消化不良を残す、
というのが毎度のパターンという印象がありまして。

や、瀬尾さんの企画でない「クロデ」「千恋万花」は
クライアントのリクエストに真摯に応えたテキストで
素直に面白かったと思うんですけどね。

しかしご自分で企画すると、書きたい部分が勢い余って
どこかしら完成度を壊してまで
それを押しつけてくるきらいがあるなぁ、と。

それでも2作目「あえて無視するキミとの未来」辺りまでは
ギャグシーン・日常シーンも楽しめてました。
ソレが3作目の「サツコイ」からシリアスを前面に押しだすようになり
日常のコメディシーンはもう「春ポコ」以来からのワンパターン芸。
(駄妹ネタと20年以上前のネタのパロディと
楽屋オチ的な自爆メタ発言の3分類ですね。)
とは言えテーマにドストレートだった分、
お話的には「サツコイ」が一番消化不良感のない作品だったと思いますが


そして前作「はつがまい」では
↑で挙げたネガティヴ要素を更に強化して、
感情移入がとても難しい主人公、という設定だったので
正直もうこの辺でワタシとしてはシナリオは見切りが付いてました。

で、今作は上記の通り、武藤さん効果で購入してしまったワケですが。
シナリオは案の定のパターンでしたね。
冒頭からマトモに親の愛情を受けてない、という時点で
「またですかー」と若干ぴくっと引きつり気味。
そしてそこから繰り出される会話の応酬も毎度のごとく。
「春ポコ」からのネタをどれだけ引っ張るんでしょうか。

・一度ウケたネタはとにかく引っ張る
・ネタ切れになると楽屋オチ
という末期的なお笑い番組の傾向どおりで正直うんざり。

それでもシリアス部分が真摯で説教臭くなければ
受け入れられる部分もあるのですが。

ラストまでやって唖然としましたわ。
「あ、テーマから逃げた」と。

ロジック云々の話はどーしたのよ?
涼がミライに言ってたミライになくて優希にあった部分、
それらも全部ブン投げ。

人類の負債を優希1人が責任感じて
1人犠牲になる必要性・必然性がどこにも感じられないわ
あんだけ恨み言をぐちぐち言って人類を消滅させようとした代行者が
一回同情して貰えただけでクルッと掌返しとかまったくもって意味不明。

それでもそこを押し通すなら、優希が神になったことで
世界がどう優しくなったかを記す必要もあったと思います。
それらもなく突然切り上げた印象でした。
もうラストで全部ぶち壊しでしたね。

瀬尾さん的に語りたかったことはきっとその前段階で言い切ったのかな、
とは思いますが、それまでの流れをガン無視して
そんな締め方をしたのは正直無責任に思えました。

あとは単純に風呂敷広げすぎて、収拾がつかなくなったのかなぁと。
一度人類がいなくて神だけが残る世界が展開されましたが。
あの設定だとそもそも初代の神の前から人類はあったのだから、
神がいなくて人類がいる世界にしたって別にいいじゃない、と。

また、蒸気機関ぐらいで満足しとけや、とのたまう代行者さんが
パソコン的な精密機械で神を作ってるのはあまりにシュール。

「あえて無視する~」の未来視、「サツコイ」の人魚同様
軸となる「神」設定がかなり脆弱だったように思います。

散々グチったところで採点表投下↓
imoten.jpg
購入時の期待値は80でしたが
武藤さんの絵だけなら余裕でそのラインには達してました。

今後の瀬尾さん企画の作品については
基本買う気はもうないのですが
また絵師さん次第で買ってしまう可能性はありますね( ̄▽ ̄;)
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