B級感 | IWGB
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B級感

2017.11.16.Thu.23:30
先日クリアした「ヤミサン」の感想を。

個人的な歴代ベストエロゲで常にベスト3入りしている「コンチェ」以来、
桐月さんの作品は全作追っかけてるワタシではございますが。
今作はプレイ前からちと警戒するところがあったんですよね。

お得意の伝奇モノで、BGM担当があっぷりけ作品と同じく鷹石さん。
そこまでは文句なしなんですけど、桐月さんの作風と
絵というかキャラデザが単純に合ってないんじゃないかなぁ、と。

これはもうエロゲだけの話じゃなく、
実写でもアニメでも映画・ドラマのホラーやサスペンスで
出てくる女性キャラが全員巨乳だったらどう思います?
という話で。

率直に言って「B級感漂ってるよねぇ」という印象になるのではないかと。
伝奇よりお話よりそこがメインかよ、と受け取られちゃうと思うんですよ。
ネクストンのブランドらしいっちゃらしいのですが
桐月さんの作品でそのテイストが必要だったかなぁ、と。

ということでそんな先入観を持ちながらプレイしたワケですが。

個別分岐までは桐月さんらしさが随所に出て楽しめてたんですが・・・
メインの亜梨栖√でかなりガックリきちゃいまして。

配置されたキャラは王道に使ってましたし、
2人で穴に閉じ込められて生死をさまようくだりは
「コンチェ」を彷彿とさせてニヤっとくるものがありましたが。

お話の展開として終盤でいきなり風呂敷をめいっぱい広げられて
「は?ナニソレ?」という違和感をなにひとつ消化できてないのに
そこからさっさと終わっちゃった、という印象で。

桐月さんのシナリオはもともと裏設定が多くて
桐月さんの中ではきっちり設定してるんだけど
テキストにそれがなかなか出て来ない、
ってのは毎度のパターンではありますが、
今回はさすがにブン投げすぎだろうと。

学園の存在意義がアレで主人公に最後の選択を丸投げとか
そんな存在意義のある学園の経営者一族である生徒会長が
どうしてあの目的で動いていたのかとかもうブン投げっぱ。
お話の核心で呆気にとられるという意外なパターンでした。

せめて人為らざるモノを倒すという出雲流の根源にも
もうちょっと触れてくれれば収束感もあったのに、と思いますね。

あと、クローデットの部屋に仕掛けられた発信機から
部屋ごと移動させられる可能性を示唆してましたが
あの伏線、結局機能しなかったのもガックリきたところ。

反面、そのお話に関わらない他のヒロイン3人の√は
そのキャラらしさが出ててキャラゲーとしては楽しめました。
何気に一番律儀なユーリエにおっとり見せて武人な悠里に
まんまカリスマらしいクローデット。
他の√だと亜梨栖も主人公の相棒として機能しますし
安定感ありましたね。

ということでシナリオ評価はかなり微妙ですね。
期待値には遠く及ばないモノのB級にもなりきれてない、という。

これなら巨乳ヒロイン達が陵辱されちゃう
それこそB級エロゲのほうが楽しめたかなぁと。

で、散々B級B級言ってる絵ですが。
気になったのは立ち絵。

イベントCGに比較して立ち絵が暗く感じるというか
線がぼんやり感じられまして。
イベントCGに比較すると線が太い印象を受けて
なんかもっさく感じてしまったんですよね。
で、もっさく感じて巨乳だとB級感がさらにマシマシになるというループ。

それでもイベントCGのクオリティは普通以上にキレイで
ここはB級感とか感じられなくて
採点の判断が非常に難しかったです。

あとは、S音様を筆頭とするキャスト陣の演技は
かなり良かったと思います。
立ち絵でもっさく感じてもボイスでキャラが魅力的に見える、
というフォローで苦痛さを感じずにプレイできたと思いますし。

そんなところで採点表↓
yamisan.jpg
桐月さんの作品であの先入観で始めたのに、
4部門のサブパラでまさかシナリオが最低になろうとは( ̄▽ ̄;)

ワタシの理解度不足で設定を拾えるところが実はもっとあって
ソレにワタシが気づけたら大きく評価が変わる可能性もありますが
現状ではやはりこんなところですね。

個人的にはいかにも悪役なキャラデザながら
なかなか愉快な会長さんが案外好きでしたw
序盤から唯1人ガンガン脱いでる割りに全然エロさを感じないところも
ある意味主人公の良き喧嘩友達みたいな感じでw
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