タイトルは免罪符じゃないと思うんだ | IWGB
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タイトルは免罪符じゃないと思うんだ

2018.04.22.Sun.23:20
「あくまで、これは~の物語」全終了しましたー。

シナリオはネタバレが絡むので後回しにして、
先に絵の感想から。

七尾さんの出番の少なさに若干泣けるモノがありましたが
みけおうさん、ななろばさんの絵に期待してた人には
満足できる質量だったと思います。

個人的に特に感じたのは、
塗りとみけおうさんの絵柄との相性の良さ。

みけおうさんはいろんなブランドからお呼びが掛かる人気絵師さんだけに
各社の塗りのレベルを測るモノサシにもなりえてしまう側面がありまして。

ワタシが過去プレイしてきたみけおうさんの作品の中では
ままれがダントツでしたけど、AzuriteはAzuriteで別の良さがあるなぁと。
肌色をしっかり塗ってるんですが、透明感がある感じというか。
それでいて頬の赤い塗りがAUGSTのソレっぽい感じで
妙にチャームポイントとして印象に残るんですよね。

それゆえか、これまでのみけおうさんのキャラより
ゆるふわに寄ったキャラデザに映った気がします。
個人的には過去作以上にかなり可愛く見えましたね。

また、各ヒロインが浴衣を着た時のイベントCGでソレが顕著でしたが
光源を意識した影の付け方もさり気ないながら
かなりセンスの良さを感じました。

見るからに写実風でハイクオリティな塗りしてるブランドもありますが
これはこれでかなり丁寧さを感じる仕上がりでした。

と絵を褒めたところで以下シナリオ。
どうにもネタバレが絡むので追記でまとめます。
.


正直、序盤から違和感ありまくりだったんですよね。
「え?なんでここでエンディング?」と何度思ったことか。

数日感の間にどう動いてもバッドを迎えてやり直し、という仕様。
Lassの「3days」も同じような冒頭でしたが、
アレは主人公が殺されて終わるエンディングばかりなので
そらもうやり直しでナットクなんです。

ところがこちらは終わり方が中途半端なモノばかり。
ちょっとでも「違う」となれば打ち切りみたいな印象で。
結果的にその印象は意図的に与えられたとわかって
尚のこと苦々しく思ってしまいましたが。


また、各登場人物もみんな登場から唐突感ありすぎで。
各キャラに苗字がないなと思ったら、
そもそもパーソナルな情報もほとんどオープンにされない。
仕様だとはすぐ気付きましたが、
率直に言ってみんな正体不明すぎ。
感情移入できるキャラがどこにもいないんですよね。

かなも大概でしたが、ゆかりと某おっさんは特に怪しすぎw
後半になっても行動原理が読めない人で
なんというか不気味さすら感じてました。

これで、ひたすら事件に流されまくる展開に
ハンパに終わるエンディング達。
不気味と感じた誰かさんなんかは前後の流れぶったぎりで
ご都合的にエロシーンを大量投下されて
「なんじゃこりゃ」ってのが正直な印象でした。

で。
後半になって「あー、そういうことかー」とは一応ナットク。

前半で感じた唐突感や中途半端な印象も込みで
ハナから狙って演出されていた、というのはナットクしました。

とは言え、ソレが面白いと思ったか、
と訊かれれば、正直あんまり、ですね。

まず、前半の合間合間に伏線を挿入してましたけど
後半でそこを拾ってないので雑さを感じます。

前半の内容を明確に説明できるのはひなみの存在だけ。
や、単にね、前半でセリフだけで展開されたひなみのご褒美フェラを
後半にブッ込んでおけばそこまで違和感はなかったのになぁ、と。

また、個人的に「仮想現実ネタは嫌い」と以前から何度か言ってますが
アレは有り得ないこととか好き勝手なんでもやってから、
「これは仮想でした~」
というネタばらしが非常に興醒めするからなんです。

で、これも媒体に違いはあれど、言わば仮想ネタ。
『あくまで、これは【後半主人公】の物語』
だから実際の過去とは違うよ、と明かされても
「はぁ?」という印象しか出ないんですよ。

前半で感じた唐突感や正体不明感などの
言わば雑な部分も全部仕様でしたー、と言われて
じゃあその雑な印象が変わってスッキリしたか、と言えば
「や、更に雑に感じたよ」という印象しか残らないというか。

また、黒幕を明かされても、ハナから真っ黒だと思ってた人なので
全然どんでん返し感もなく。

やりたい事は理解しましたけど、それを踏まえても
「完成度は残念ながら低い」かなと。

プロローグの「はじめの物語」時点が緊張感マックスで
そこからやればやるほどgdgdになってった感じ。

ただ、後半を踏まえて前半を振り返ってみると
後半主人公のゆかりの見方が笑えました。
どう見ても天然ビッチと見てただろ、とw

救いは後半主人公の出来た人間性を通して語られた
母親(仮)の人間性ですかね。
ワタシ的に後半で一番印象に残ったのは
種明かしでもなんでもなく、彼女の成長ぶり。
前半から後半で一番印象の変わったキャラでした。

というところで採点表投下↓
akumadekoreha.jpg
絵の評価が9でコレ、ってのは逆に快挙かも(ノ∀`)
というか、シナリオ4でコレ、ってのはホントに快挙かもw
満足度はほぼ絵だけで稼いでます。
Comment
No title
仕掛けはこだわりを感じるだけに、どうにかできなかったものかと惜しくなりますね。
例えば分岐させる前に普通に見れて感情移入させられる共通ルートを入れたりして史実ルートだけ見るとマトモな物語になっているとかならまだよかったんですが、コンセプトにとらわれすぎて客観的に見たときの純粋な面白さを見過ごしていると感じました。
後半も大人になった立ち絵がなかったりCGのクォリティも低く、どうにも雑っぽさが拭えないというか力不足だなぁと。
途中で誰かが逃げ出したのではないかと思うくらいにちぐはぐだったという総評です。
No title
あらまw
ワタシは絵は評価しましたけど、それすら刺さらない方だともう見所がないですね。・゚・(ノ∀`)・゚・。

シナリオ的には、なんていうか、小手先でこねくりまわしたくらいじゃどうにも為らんレベルに思えました。
コンセプト詐欺のキャラゲーもどきも苦手ですが、コンセプトのみに忠実なプロットゲーはもっと救いがないことを知りました(´・ω・`)
No title
メイン原画は申し分ないんですけど、サブ原画がどうにも違和感がありすぎて。後半に力を入れなければならない作品だろうに、豪華な原画家を用意しておいてどうしてそこで手を抜いてしまうのかと。興味が完全に失せているところにポンとネタバレされても「あぁそうだったの」と淡白な反応しかできない。
同月発売の「消えた世界と月と少女」を先にやっていたから余計にそう思うのもあるかもしれませんが、前半退屈でもトゥルールートがしっかり作りこまれていて魅せられる作品は面白いですしのめり込んでしまうんですよね。
痛ヲさんもおっしゃっていた「雑」ってのがこの作品の最大の印象です。力不足を露呈するほどに完成させることのできなかった半端な作品というべきか……。
こういった後半に仕掛けのネタばらしがあって二周目がしたくなるような作品が好きなだけに歯がゆい思いをしてモヤモヤしていたところに感想を拝見して愚痴ってしまった次第です。ごめんなさい。
高く評価してる人もいるんで、これがジェネレーションギャップなのかとショックを受けていたのもありまして……。
No title
後半に前半ヒロインズの立ち絵がないのは、ワタシ的にはまぁしょうがないか、とナットクの仕様ではあります。
BBAになったゆかりさんに需要があるか、といえば疑問ですし(ノ∀`)

まぁ立ち絵があったほうが、前半でイマイチ感情移入できなかったヒロイン達に対して、あれこれ芽生える感情もあっただろうなぁ、とは思います。

>高く評価してる人もいるんで
ムリヤリ野球で言うならば。
思わず仰け反るような、思わず目を瞠ってしまう凄ぇ豪速球や変化球があったとして。

ワタシらは、それがどんな凄い球でもストライクゾーンに入ってこないと意味がない、そしてどんな配球でその決め球を活かすのか、という捉え方で評価をしてるように思います。

しかし人によってはソレがどんなクソボールであっても、その使いどころに意図がなかったとしても、その凄ぇボール自体を褒める人が一定数いるのも割と健康な状態かな、と思ってます。


まぁいろんな意見があって然るべきだと思うのですが、否定も肯定もファン同士で貶し合うよりかは、直接製作元やスタッフに言うことが大事かな、とは思い始めてます。

「恋カケ」は新島氏にはTwitterのリプで直接好きだと伝えましたし。
逆に某シリーズ作で原画に否定的な意見を出したら、ホントに原画交代した例もありましたし(;´▽`)y-~~
No title
もちろんスタッフにも送りましたが、ここまで作品を殺しているようなものを見ると収まりがつかないんですよね。
ただ確かにここで愚痴愚痴言うのも意味はないですね。聞いてくださってありがとうございました。
No title
相当思い入れがおありのようで・・・残念でしたね。

>確かにここで愚痴愚痴言うのも
いやまぁこのブログ自体、あれこれ好き勝手言わせていただいてますので、ワタシも人様のコトは全然言えなくて恐縮なのですが( ̄▽ ̄;)ゞ

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